ニュースリリース
エバー航空 スターアライアンス加盟10周年 ボーイング787-10初のスターアライアンス塗装機を受領
5月 10日, 2023
Ferry flight used Sustainable Aviation Fuel for net zero emissions
エバー航空は 2023年 5 月 5 日、サウスカロライナ州ノースチャールストンのボーイング工場にて機体番号 B-17812、 8機目のボーイング787-10型機を受領しました。当機はボーイング787-10型機で初のスターアライアンス塗装を施し、台湾桃園国際空港までの17時間のフェリーフライトでは持続可能な航空燃料(SAF)を一部使用し、二酸化炭素排出量の更なる削減を試みました。
今回の受領に際し、社長のクレイ・ソンは「弊社は 2013 年 6 月にスターアライアンスに加盟し、今年はアライアンス加盟10 周年を迎えます。これを祝して、様々なイベントやプログラムを準備中です。また、私たちは常により良い顧客サービスを目指しており、その一環として、ESG基準を弊社業務に取り入れます。今回のボーイング787-10型機の受領においては、機体をスターアライアンス塗装にすることで加盟10周年を祝い、フェリーフライトでは持続可能な航空燃料を使用する機会を得られました。これらは、弊社とスターアライアンスとの緊密な関係を象徴し、2050年までにカーボンネットゼロを達成するという エバー航空のコミットメントを示しております。」とコメントしました。
スターアライアンスへの加盟以降、エバー航空はハード/ソフト両面における向上と改善に継続的に取り組み、共同調達、共同システム開発、リソース共有を通じて多くのお客様のニーズに応えてまいりました。 184か国、1,200を超える空港へのアクセスや、スターアライアンスブランドへのお客様の信頼を含むグローバルなネットワークは、弊社の目標とするグローバル旅行ビジネス市場の更なる発展を後押ししています。スターアライアンスとの相乗効果により、旅客収益は年間 5% 近く上昇し、国際的な企業契約顧客を加盟前の10 倍に増やすことができました。 SAFの使用は、航空業界で最も重要な炭素削減手法の 1 つであり、一般的な航空燃料と比較して炭素排出量を約80% 削減可能です。現時点で世界の SAF 生産量には限りがあり、価格は一般的な航空燃料の約4倍です。しかしながら、今回サウスカロライナからのフェリーフライトに30%のSAFを使用することで、二酸化炭素排出量を約70,000Kg削減できました。 このフェリーフライトは、弊社初の SAF 運用でしたが、SAFの割合は台湾の航空業界で過去最高となり、カーボンネットゼロを達成するというエバー航空の決意を示しております。 エバー航空では、長年にわたり様々な航空燃料の節約対策を実施し、結果、燃料効率が向上し、二酸化炭素排出量を削減し続けております。 エバー航空は、政府関係機関や航空業界のパートナーと引き続き協力して、SAFの生産を促進し、サプライチェーンパートナーと協力して、持続可能な空の旅を目指してまいります。
エバー航空では、ボーイング 787-10 初のスターアライアンス塗装機の受領を記念し、コレクターと航空ファンに向け「EVAAIR B787-10 スターアライアンス航空機モデル 1:200」を発売。5月8日よりEVA SKY SHOP にて NT$1,690(US$55)でご購入いただけます。
エバー航空は現在、旅客機 78機と貨物機 8機の計86機の航空機を保有しておりますが、今後、さらにB787-9を9機、B787-10を5機、B777Fを1機追加し、2027年末までに納入予定です。