ニュースリリース
エバー航空 旅客需要の高まりを受け、ボーイング787-9型機を追加発注
3月 31日, 2023
旅客需要の高まりを受け、ボーイング787-9型機を追加発注、
現在の2キャビンから、プレミアムエコノミークラスを加えた3キャビンへ
エバー航空は、2023年3月13日に開いた取締役会の承認を受け、新たに5機のボーイング787-9型機(B787-9)を追加発注しました。2025年に納入を開始し、2027年に完了予定です。また、2024年半ばより機体の更新と再編成を行う予定で、B787-9は現在のロイヤルローレルクラスとエコノミークラスの2キャビンから、新たにプレミアムエコノミークラスを導入した3キャビンとなります。この新しいB787が加わることで、エバー航空のB787保有数は、B787-9が13機、B787-10が13機の合計26機となります。
社長のクレイ・ソンは 「我々は新しいB787-9を台北からヨーロッパおよび北米への長距離路線に投入予定です。B787-9の客室にプレミアムエコノミークラスを導入することで、増大する運航ニーズに応えるとともに、弊社のフライトがお客様にとってさらに魅力的なものになるでしょう。」とコメントしました。
尚、B787-10は引き続き2つのキャビンを維持し、アジア内およびオセアニアへのフライトにて使用してまいります。
ボーイング社は、炭素繊維などの材料を使用した軽量複合構造でB787ドリームライナーを設計。航空機総重量の50%以上がこの種の先端複合素材で構成されているため、航空機の総重量を大幅に軽減し、金属疲労や腐食が軽減され、メンテナンスコストを削減しております。さらに、エバー航空では先進的なGEnxエンジンを使用することにより、従来のワイドボディ機と比較し、燃料消費量と温室効果ガス排出量を25%削減しました。これらの高い燃料効率と航続可能距離の伸長により、エバー航空は運用パフォーマンスと乗客サービスのさらなる向上が可能となりました。
ボーイングは787 型機に、機内の空気を改善する高度な空気濾過システムを装備し、 複合材料を組み合わせて機体を構築することで、気密性を高めています。また、機内湿度装置は 他の飛行機に比べ3 ~ 4 倍高く調整できるため、機内の雰囲気が乾燥しにくくなっております。 さらに、787は高度が標準の8,000フィートではなく6,000 フィートのように感じられる程度に機内の気圧を制御できるように設計され、機内での頭痛や疲労が軽減されています。
エバー航空では、旅客機 77 機と貨物機 8 機の計85機の航空機を運航しています。 前回の発注からさらに4機のボーイング787-9型機、7機のボーイング787-10型機、1機のボーイング777Fを2025年までに納入予定です。