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ニュースリリース

エバー航空 エアバス社と飛行の持続可能性に関する協力体制を確立

10月 28日, 2024

 エバー航空とエアバス社は、このほど航空会社の持続可能な航空燃料(SAF)導入と利用促進に関する協力協定を締結しました。

 今回の発表は、エバー航空社長クレイ・ソン、エアバス・コマーシャル・エアクラフトのCEOクリスチャン・シェラー氏、台湾民用航空局局長ホー・シュピン氏、欧州貿易事務所の代表者、台湾の旅行・貨物業界関係者の出席のもと、先日開催されたエバー航空のエアバス社A350-1000型機18機とA321neo 15機の発注を祝う台北での式典の中で行われました。

EVA Air and Airbus establish sustainability cooperation


 社長のクレイ・ソンは「燃料効率の向上、CO2排出量削減、客室内の快適性は、航空会社の次世代航空機導入における重要なポイントとなっております。そこで、エバー航空では昨年末にエアバス社と33機の最新世代旅客機を導入する契約を結び、SAF使用を共同で促進し、調査・導入するため戦略的パートナーシップの確立に着手しました。今後は革新的なテクノロジーと運用最適化ソリューションを導入し、エアバス社と共に着実に炭素排出ゼロへの未来に向かって進んでまいります」とコメントしました。

 エアバス・コマーシャル・エアクラフトCEO、クリスチャン・シェラー氏は「このたびの航空機受注により、エアバス社とエバー航空とのパートナーシップが新しいレベルに上がりました。 A350-1000は、現在ならびに開発中の同クラスの航空機と比較し、非常に優れた快適性と環境性能を備え、大陸間の大量輸送において文句なしの選択肢です。エバー航空は長距離運航の新たなスタンダードを確立するでしょう。私たちはエバー航空があらゆる運航レベルでCO2排出量を削減し、将来のSAF導入に備える方法を模索できるよう支援してまいります」とコメントしました。

 SAFの利用は航空業界が脱炭素化へ向かう重要な要素であり、2050年のCO2排出量実質ゼロの目標達成にあたって必要不可欠です。今回の協定締結により、今後2年間で両社は業務内において脱炭素化の道筋を探り、SAFの採用に向けたエコシステムやインフラの基盤を築いていく予定です。


 エバー航空では、他のアジアの航空会社とともに、2050年のCO2排出実質ゼロ目標に向け、SAFの使用や新世代の航空機の導入、新技術の採用など、業界の持続可能な発展に向け、積極的な取り組みを行っています。

 その取り組みの一つとして、昨年末に最新世代のエアバス機33機の発注を決定しました。従来機に比べ燃料消費とCO2排出量を最大25%削減できるほか、お客様にこれまで以上に快適な空の旅をお楽しみいただけます。また、2023年8月には羽田空港から台北松山空港までSAF40%ブレンドの燃料を使用した初の旅客便を運航し、SAF使用においてリーダーシップを発揮しています。


 その他、航空機の最適なパフォーマンスを維持しながらCO2排出量を削減すべく、低抗力アプローチや降下時の連続降下方式の採用、機内用飲料の柔軟な積載量調整など、数多くの運航改善プログラムを開始しました。また、お客様が様々な環境プロジェクトに貢献することでCO2排出量を相殺できるカーボンオフセットプログラムなどの短期的な取り組みも実施しています。

 SAF は化石燃料と比較し、ライフサイクル全体で平均80%のCO2排出量削減をもたらします。現在すべてのエアバス機は、最大50%のSAFで運航可能で、将来的には2030 年までにすべてのエアバス機においてSAF100%で運航ができることを目指しています。