ニュースリリース
エバー航空 業界最高水準の第4世代プレミアムエコノミークラス新シート導入
2月 27日, 2025
エバー航空はこのほど、第4世代となるプレミアムエコノミークラスの新シートを発表しました。 エバー航空として、ボーイング787-9型機に初めてプレミアムエコノミークラスを導入するにあたり、デザインコンセプトを「アップグレードエコノミー」から「ビジネスクラスのような体験」へとグレードアップし、エレガントで快適なキャビン空間を提供するとともに、より多彩で充実した3クラスサービスを実現させました。
社長のクレイ・ソンは「エバー航空は、世界で初めてプレミアムエコノミークラスを導入した航空会社として、長年にわたりお客様のニーズに基づいたイノベーションに注力し、業界のトレンドをリードしてきました。 第4世代のシートは、快適性、ファッション性、機能性を向上させながら、前世代の基本理念を維持し、サービスの革新と細部へのこだわりを表現しています。新プレミアムエコノミークラスを搭載したボーイング787-9型機は、まず台北-ジャカルタ線に就航し、将来的には台北-ミュンヘン、ミラノ、ウィーン直行便、サンフランシスコ線に導入予定です。」とコメントしました。
新プレミアムエコノミークラスは2-3-2配列の28席で、シートピッチは前後ともに42インチと業界最広。背もたれはゆりかご式に傾斜し、シートクッションが同調して前方および上方にスライドすることで、後方のお客様のスペースを確保しながら8インチ相当の快適なリクライニングを実現。座席には、業界最大の15.6インチ高解像度ワイドスクリーンモニターとマルチファンクション・エンターテインメントシステムのコントローラーを装備。トレイテーブルにはパーソナルモビリティーホルダー、110V ACとUSBのコンボ電源コンセントが装備され、現代のお客様の多様なニーズに対応しています。
新デザインのシートは、ヘッドレストの両側にプライバシーを確保する仕切りを追加、読書専用ライトも装備され、利便性が向上。 また、ヘッドレスト、アームレスト、フットレストには本革を使用し、より快適で上質な旅を演出します。アームレスト内側やパーソナルモニターの下には広めの収納スペース、また専用ボトルホルダーを設け、座席回りの収納も充実。通路側の座席には車椅子のお客様も容易に着席いただけるアームレストを設置しました。
エバー航空は1992年にプレミアムエコノミークラス(当時の名称はエバーグリーンデラックスクラス)を導入した初の航空会社です。エコノミーとビジネスの中間に位置する革新的なクラスを提供することで、機内サービスに革命をもたらし、業界を一変させました。シートピッチは38インチと、標準的なエコノミークラスよりも大幅に広く、パーソナルテレビシステムを装備した最初のクラスでもありました。エバー航空のプレミアムエコノミークラスは、設備やサービスの改良を続け、スカイトラックス社より「世界最高のプレミアムエコノミークラス航空会社」、「世界最高のプレミアムエコノミークラスケータリング航空会社」、「最高のプレミアムエコノミークラスシート航空会社」として認定されています。
エバー航空では現在、プレミアムエコノミークラスにおけるサービス強化に取り組んでおり、今年は英国の有名ブランド「ハンター(HUNTER)」とのコラボレーションを新たに実施。台北発アメリカ、カナダ、ヨーロッパ行き長距離路線にご搭乗のお客様には、オリーブグリーンのアメニティキットを、復路便ではオートミールブラウンのアメニティキットを提供します。アメニティバッグは取り外し可能なストラップ付のスタイリッシュで機能的、かつシックなデザインで、同ブランドの化粧水とリップクリームがセットになっており、長距離フライト中の肌をリフレッシュいただけます。
その他にも、快適な枕やリバーシブルブランケット、高性能の高級ヘッドフォン、100年以上の歴史を持つイタリアの老舗ブランド、グッツィーニとのコラボレーションによるカスタマイズ食器、環境に配慮した竹繊維のナプキンなど、高品質でエコフレンドリーな機内アメニティをご用意しております。さらに、プレミアムサービスアイテムとして、ロイヤルローレルクラスで提供しているアメニティキットやベルベットのスリッパ、ナッツやドライフルーツも新たに提供を開始し、ちょっと贅沢で快適な空の旅をお楽しみいただけます。
今回納入されたボーイング787-9型機(登録番号B-17887)は、ロイヤルローレルクラス、プレミアムエコノミークラス、エコノミークラスの3クラスを備えた機材で、今後エバー航空へ納入されるボーイング787-9型機は全て3クラス構成となる予定です。尚、台湾へのフェリーフライトの際、当機材は持続可能な航空燃料(SAF)を30%混合して使用し、約63,000キログラムの二酸化炭素排出量を削減しました。
エバー航空では、2029年までにボーイング787-9型機(3クラス構成)を8機、ボーイング787-10型機(2クラス構成)を5機導入することで、運航機材の最適化とサービス品質向上を継続します。さらに、2027年よりワイドボディ機のA350-1000を18機、2029年よりナローボディ機A321neoを15機導入予定です。